今回はウェブブラウザの準備をしましょう
ウェブブラウザとは、インターネット上のウェブサイトを閲覧するためのアプリです。単にブラウザということもありますが、パソコン内のファイルを探すアプリもブラウザと呼ぶので区別しましょう。
Windowsの場合はEdge(昔はInternet Explorer)、Macの場合はSafariがプリインストールされているウェブブラウザです。
パソコンをいじらない人はあまり知らないかもしれませんが、実はウェブブラウザにはたくさん種類があります。
本記事では、プログラミング学習のためのウェブブラウザについて解説します。
Edge は、Windowsマシンの標準ウェブブラウザです。初期設定のまま使っていれば、Edgeでインターネット上のウェブページを閲覧しているはずです。
なおEdgeは、Macでも使えます。
以前は、Windows標準のウェブブラウザはInternet Explorer(インターネット・エクスプローラー)でした。技術的に古く、現在ではEdgeに置き換わっています。
Mac標準のウェブブラウザはSafariです。iPhoneユーザーも使っているかもしれません。
Chromeは、Googleが開発したウェブブラウザです。世界中で最大のシェア(約65%)を誇ります。
そもそもGoogleと言えばインターネット検索ですよね。そのためウェブページの制作上でもChromeの利用が標準になっています。
Mozilla(モジラ)というNPOが開発したオープンソースのウェブブラウザです。玄人好みのウェブブラウザと言えるかもしれません。
Chromeと比べてメモリ使用量が少なく、性能の低いパソコンでもキビキビ動くので、開発者に好まれています。
単に僕の好みです
Arc(アーク)は、Chromium(クロミウム)系のブラウザです。
Chromium系というのは、Google Chromeの基本構造を踏襲したブラウザ群を指します。
2023年に話題になったインターネット上のサービスのうち、Chat GPTの次に有名なものです。日本ではあまり話題になってはいませんが、世界的に流行しました。
プログラミング学習で重要なのは「新しい話題のものを使ってみる」ことです。
Arcを使いこなす必要はありません。プログラミング学習の機会にインストールしてみましょう。
Floorp(フロープ)は、日本の開発者コミュニティAblazeにって開発されたFirefox系のブラウザです。
強いプライバシーの保護と高いカスタマイズ性が特徴です。
先に紹介したArcと共にこちらもインストールしてみてください。
なぜ2つのウェブブラウザをインストールするのでしょうか?
上記では、Chromium系とFirefox系を紹介しました。
実はChromiumとFirefoxは異なる仕組みで動いています。
何かトラブルが起きた際に比較するため、異なる系統のブラウザを準備しておくのです。
ウェブブラウザには、拡張機能(extension, エクステンション)と呼ばれる追加機能があります。この機能は世界中の開発者や企業が独自に作成した機能で、何か特定の目的のために作られています。
ここではプログラミング学習に役立つであろうものをピックアップしました。最低限に絞りましたので、とりあえずインストールしてみましょう。
Chromium系のブラウザであれば、「ツール」の「拡張機能」を押してください。
もしくは単にchromeウェブストアに飛ぶのでもOKです。
Firefox系では「ツール」の「アドオン」を押してください。
Firefox系も同じようにADD-ONSページでもOKです。
パスワードの使い回しは危険ですが、たくさん用意しても管理が大変です。これらの管理をアプリに任せましょう。
Bitwardenを使うとユーザーは「マスターパスワード」と呼ばれる1つのパスワードを覚えておきさえすればよくなります。
ウェブサイトごとのパスワード生成もBitwardenがしてくれますし、その管理や自動入力もやってくれます。
プログラミング学習において、ChatGPT等のチャット形式の生成AIの利用は必須です。
しかし私たちのような日本語ユーザーは、ひらがなで入力して、その後に漢字やカタカナに変換します。このとき「変換OK」の意味でEnterキーを押しますが、ChatGPTの画面ではEnterを押した瞬間に入力内容が送信されます。
これを防ぐのがChatGPT Ctrl+Enter Senderです。コントロール(Ctrl)キーと、Enterキーを同時に押さないと、入力内容が送信されなくなります。
伝わらないでしょうが、地味に便利なんですよ!!
以上です。この2つはぜひインストールしてくださいね。